不妊治療 / 体外受精の流れ

体外受精の流れ 採卵から
妊娠判定まで

初診・検査から、排卵誘発、採卵、受精、胚培養、胚移植、妊娠判定まで。体外受精の8つの段階を、初めての方にもわかりやすく紹介します。

このページは一般的な流れの一例です。
薬剤、通院回数、採卵・移植の方法や日程は、検査結果と診療計画によって異なります。

Fertility treatment / IVF pathway

体外受精の
全体像

体外受精は、卵子を採取し、体外で受精・培養した胚を子宮に戻す治療です。治療の進み方は一律ではありません。検査結果や診療計画によって内容が変わるため、詳しい方法・期間・費用は診察時にご確認ください。

01

準備・計画

初診、検査、治療方針の相談

02

排卵誘発

卵胞の発育を確認

03

採卵・受精

状態に応じて方法を検討

04

培養・移植

胚の発育と移植を確認

05

判定・相談

結果を確認し次の方針へ

A typical schedule

日程の目安を
タイムラインで見る

月経開始から採卵・移植・妊娠判定までの一般的な目安を、時系列で紹介します。治療方法、薬剤、検査結果によって日程や通院回数は変わります。

  1. 月経開始2〜5日目頃
    (採卵の前周期)

    初診・検査・治療計画

    これまでの治療歴や検査結果を確認し、治療方法と開始時期を相談します。またできるだけ多くの卵子を均一に育てるため、採卵前周期に卵巣を休めるカウフマン療法を1周期おこないます。現在の使用例として、プロギノン・デポーやプラノバールを用いることがあります。

  2. 月経開始2〜3日目頃
    (目安)

    排卵誘発と発育の確認

    超音波検査やホルモン検査で、遺残卵胞や子宮内膜の状態を確認し、注射や内服薬などで卵胞を育てます。保険診療の場合は治療計画書を作成します。

  3. 卵胞の発育を
    見ながら

    採卵日を決定

    卵胞の数・大きさやホルモン値などを確認し、採卵日を決めます。周期日数は一律ではありません。

  4. 月経開始10〜14日目頃
    (目安)

    採卵

    当院では全例で静脈麻酔を使用し、痛みに配慮して採卵を行います。採卵日が確定したら、培養士から受精方法や胚移植に向けての説明があります。また、術後にはとれた卵子の個数や成熟度、使用する精子の確認を行います。

  5. 採卵後

    受精・胚の培養

    卵子・精子の状態に応じて受精方法を検討し、受精操作を行います。翌日から胚の発育を観察します。

  6. 採卵後3〜6日目頃
    (一例)

    胚移植または凍結保存

    胚の状態や子宮内膜の厚みに加え、ご希望を踏まえて胚移植、胚凍結を行います。

  7. 採卵後14〜17日目頃
    (目安)

    妊娠判定・次の相談

    診療計画で定めた日に検査を行い、妊娠反応が確認された場合は、その後の経過に応じて次の方針を決定します。

日程を見るときのポイント:上記は一般的な目安の一例です。卵胞の発育、使用する薬剤・投与量、検査結果によって前後します。実際の予定は診察時の説明をご確認ください。

Short法など、卵巣刺激法の一例を見る

卵巣刺激法には複数の方法があります。Short法のように点鼻薬を使う方法や、点鼻薬を使わない方法などがあり、薬剤・注射の回数・開始時期は診療計画によって異なります。

  1. 01
    前投薬

    使用する薬剤と開始日を確認します。

  2. 02
    卵胞刺激・発育確認

    薬剤で卵胞を育て、検査で状態を確認します。

  3. 03
    排卵を促す注射

    実施時期や種類は医師の指示に従います。

Step by step

8つの段階で見る
治療のプロセス

初診・検査から妊娠判定まで、治療の主な段階を紹介します。薬剤、通院回数、日程などは診療計画によって異なります。

01

初診・検査・診療計画

これまでの治療歴や検査結果を確認し、治療の選択肢と進め方を相談します。

不妊Q&Aを見る
よくある質問:初診では、何を確認しますか?
これまでの治療歴、検査結果、服薬状況などを確認します。必要な検査や治療の開始時期は、診察時に医療スタッフへご確認ください。
変わる要素検査結果・年齢・希望・既往歴
02

排卵誘発(卵巣刺激)

超音波検査やホルモン検査で卵胞の発育を確認し、注射や内服薬などで卵胞を育てます。

体外受精について
よくある質問:排卵誘発の通院回数は決まっていますか?
3回程度になることが多いですが、注射や内服薬の内容、超音波検査やホルモン検査の結果によって異なります。
目安薬剤・通院回数は診療計画による
03

卵胞の確認・採卵日の決定

卵胞の大きさやホルモン値などを確認し、診療計画に基づいて採卵日を決定します。

体外受精の詳細を見る
よくある質問:採卵日は、いつ決まりますか?
採卵日は通常、採卵の2〜3日前の診察で決まります。卵胞の数・大きさやホルモン値などを確認するため、一律ではありません。
変わる要素卵胞の数・大きさ・ホルモン値
04

採卵

当院では全例で静脈麻酔を使用し、痛みに配慮して採卵を行います。採卵日が確定したら、培養士から受精方法や胚移植に向けての説明があります。また、術後にはとれた卵子の個数や成熟度、使用する精子の確認を行います。

採卵についての案内
よくある質問:採卵後、どれくらいで帰宅できますか?
通常は採卵後3時間程度を目安に、院内で休み、状態を確認してから帰宅していただきます。帰宅までの時間は術後の体調によって異なります。
確認事項麻酔方法・帰宅目安
05

受精

採取した卵子と精子の状態を確認し、通常法または顕微授精などの受精操作を行います。

治療の特徴を見る
よくある質問:受精方法はどのように決めますか?
卵子・精子の状態、これまでの受精状況、診療計画などを踏まえて受精方法を検討します。顕微授精では、精子の状態などに応じてConventional-ICSIとPiezo-ICSIを使い分けます。
分岐卵子・精子の状態、受精方法の選択
06

胚の培養・状態の確認

受精卵(胚)を培養し、発育の状態を確認します。培養日数や凍結の扱いは診療計画によって異なります。

関連情報を見る
よくある質問:胚はどのように培養していますか?
胚は温度、ガス濃度、湿度などの培養環境を適切に管理した培養器の中で培養しています。当院では培養環境をより安定させることを重視し、加湿型インキュベータ(培養器)を採用しています。ご希望の方は先進医療のタイムラプスを選択していただくことも可能です。
見るポイント発育状況・培養日数・保存方法
07

胚移植・凍結保存

新鮮胚移植、凍結融解胚移植、胚の凍結保存などを、卵巣の腫れやホルモン値、子宮内膜の厚さ、胚の発育、通院予定、ご希望を踏まえて検討します。

料金案内を見る
よくある質問:新鮮胚移植と凍結融解胚移植の違いは?
採卵した周期に移植するか、凍結保存した胚を次周期に融解して移植するかの違いです。新鮮胚移植は、卵巣の腫れ(OHSS)のリスク、子宮内膜の厚さ、胚の発育状況、日程などを踏まえたうえで勧めています。
分岐移植方法・胚の数・保存期間
08

妊娠判定・次の相談

移植後、診療計画で定めた日に検査を行い、結果に応じて次の方針を相談します。

治療成績ページを見る
よくある質問:移植後は仕事を休んだ方がよいですか?
移植当日含め、仕事や運動に一律の制限はありません。
相談ポイント判定日・検査方法・その後の診療方針

Treatment options

治療の途中で選択する
2つのポイント

受精方法と胚移植の方法は、検査結果、診療計画、ご希望を踏まえて検討します。

通常法/顕微授精

卵子・精子の状態や診療計画に応じて、受精方法を検討します。

新鮮胚/凍結融解胚

胚の状態と子宮内膜の状態などを踏まえ、移植方法や凍結保存を検討します。

Questions

よくある
ご質問

このページは一般的な流れの紹介です。治療内容や費用については、診察時に医療スタッフへご相談ください。

治療の流れは、すべて同じですか?
いいえ。卵胞の発育やホルモン値、卵子をとる方法、受精方法、胚移植の方法などにより、その周期の状態に合わせて治療方針を決めていきます。このページは一般的な流れの一例です。
排卵誘発では、何を確認しますか?
超音波検査やホルモン検査で卵胞の発育を確認します。通院は3回程度になることが多いですが、使用する薬剤や検査結果によって異なります。
採卵後、どれくらいで帰宅できますか?
通常は採卵後3時間程度を目安に、院内で休み、体調を確認してから帰宅していただきます。帰宅までの時間は当日の体調によって異なります。
新鮮胚移植と凍結融解胚移植では、どちらがよいですか?
排卵誘発に伴う、卵巣の腫れや症状、ホルモン値、胚の発育状況、通院スケジュール等に合わせてご提案します。
費用や保険適用の範囲はどこで確認できますか?
保険診療と自費診療では対象となる費用が異なります。詳しくは保険適用費用と自費診療料金をご確認ください。保険診療の制度については、厚生労働省「不妊治療に関する取組」もご参照ください。

Contact

私たちが一緒に考えます。
不安は抱え込まずにご相談ください。

体外受精についての疑問や不安は、お電話または予約フォームからご相談ください。

代表電話/初診予約075-571-0226月・水・金 9:00〜20:30
火・木・土 9:00〜17:00
日・祝 9:30〜12:30
培養室・検査室(直通)075-571-3075平日 8:30〜17:00
日・祝 8:30〜16:00
凍結胚の保管期限・延長手続き、事前処理結果のお問い合わせはこちらへ。代表番号からの取次は原則できません。