fertility treatment不妊治療

当院の体外受精の特徴

1.質の良い成熟卵子を採取します

オーダーメイド排卵誘発の発想

ホルモンの状態はひとりひとり微妙に異なります、決まった種類や量の注射をすべての方 に同じように投与していては良い成熟卵子はとれません。
私たちは卵胞の大きさをみるだけでなくホルモンの値を慎重に検査・検討し、体外受精を受けられるそれぞれの方に一番適した注射の種類と量を考えて、 最高に良い卵子を成熟させるようにしています。

2.質の良い精子を選別します

赤ちゃんになるために選ばれた精子

通常の体外受精でも、よく泳いでいる精子を集める方法を取り入れていますが 、顕微授精ではさらに特殊な方法でDNAに傷がある精子を除いて一番良い精子を使います。
この方法を始めて妊娠率は1.9倍に向上し、流産率は2/3に低下しました。

3.受精卵(胚)の培養法の改良

ヒトの受精卵専用の培養装置

ヒトの受精卵はとてもデリケートで ちょっとしたpHの変動でもすぐに傷んでしまいます。
当院では、平成12年10月より、ヒトの受精卵専用に開発された培養装置を用いて大切に培養しています。
この装置は、ご夫婦の受精卵を一人分ずつ個別のボトルで培養するため培養条件が安定しており、また胚の取り違え防止にも役立っています。

パーソナルインキュベータ

4.胚移植法の工夫

妊娠しやすい場所への丁寧な移植

上記の改良で良好な受精卵が育つようになりましたが、最後に胚の移植がスムーズにできなければ、なかなか妊娠に至りません。
胚移植は、子宮内膜を傷つけないために細くて軟らかいチューブを用いて行います。
ところが子宮の入り口がカーブしていたり、少し入ったところでくぼみがあるために、この移植用チューブが入りにくい方がおられます。
当院ではあらかじめチューブの入りやすさを確認し、入りにくい場合は前もって子宮の入り口を広げる処置を行うことで、子宮の中の一番妊娠しやすい場所へ胚移植できるようにしています。

培養室からのメッセージ

体外受精、胚移植法の適応

体外受精、胚移植法の適応

パーソナルインキュベーターについて

元々当院では実験用のがん細胞や動物の受精卵を培養する際に使われる大型の培養器(インキュベーター)を使用していました。H12年からは、ヒトの胚専用の培養装置、パーソナルインキュベーターを使用しています。この培養器を使用してから非常に安定した成績を保つことができています。また、機械も初期型を3台、平成19年により精密に改良された大型のものを導入しています。

パーソナルインキュベーター 従来型(箱型)
培養環境 ・一つ一つのガラスボトルは密閉されているため、一人分の胚を取り出す際にも中のガス環境の変化や、温度変化が最小限に抑えられる
・培養に適切な混合ガスを常にボトルに流しているため安定した状態で培養できる
・ボトルの下半分には培養液と同等の溶液を入れ湿度と環境を守っている
・扉の開閉により中のガス環境の変化や、温度変化が全ての培養皿に影響する
  ・三種のガスを流しセンサーにより管理しているが、そのセンサーがよく錆びるためガス調整にくるいがおきやすい
・水は入っているが、扉の開閉により高湿度を保つのは難しい
安全性 ・ガラスボトルは200度以上の乾熱滅菌ができ、定期的に完全滅菌をおこなっている
・ガラスボトルにより個々に分けられるため胚の取り違え防止に役立つ
・消毒が容易ではない(汚染されると、全ての培養皿を出し滅菌しなくてはならない)ため、カビ等の発生がおきやすい
・棚に数人の培養皿を並べ取り違えの原因になる
パーソナルインキュベーター
パーソナルインキュベーター
当院で使用している高度な培養器
治療成績

ガスサイクルエアータイトチャンバーとは

卵子や胚(受精卵子)は、体の中では低酸素の環境下で存在しています。卵の培養は温度の保持と一定濃度の混合ガスにより管理しています。採卵時の卵子探しや受精の確認、分割胚の観察など、培養器の外で卵子を扱うときも出来る限り培養環境と同じようにしなくてはなりません。

卵子や胚を扱う作業のほとんどはクリーンベンチという作業台でおこなわれるのが一般的ですが、クリーンベンチ全体を37℃に温め、ガスで一定環境を保つのは困難です。

そこで、箱型で温度管理ができる新生児用のクベース(保育器)に顕微鏡を設置し、その中にガスを流し入れられるように改良をおこない、このクベースを培養器内に近い環境にすることで卵子や胚を扱えるチャンバーとして使用していました。しかし改良型クベースは作業台と顕微鏡ステージの温度に差が生じます。そのため、顕微鏡と一体となり、顕微鏡ステージを含めた作業スペースの全面が37℃になるヒト専用に開発された、ガスサイクルエアータイトチャンバー(Gas Cycle Airtight Chamber)を上記で紹介したパーソナルインキュベーターとともに導入しました。

このチャンバーは、作業スペースの全面が37℃に保たれていることはもちろん、一定量のガスを流すことで温度と培養液のpHの保持をより一層安定した状態で保つことができます。また、HEPAフィルターにより、常にクリーンな空気がチャンバー内を循環するようになっています。卵子・胚を扱うときは、必ずこのような環境下でおこなっています。

ガスサイクルエアータイトチャンバー

体外受精説明会のご案内

毎月、第2木曜日と第4木曜日に
体外受精説明会を当院4F多目的室にて開催しております。

最新の医療、当院の実績、治療コスト等についてご説明させて頂いております。
また、説明会終了後は医師との個別相談を無料で実施しております。
予約制ですので、お申し込みはインターネットまたは受付までお気軽にお申し出ください。

ご予約はこちら

0755710226

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