ヒューナーテスト
排卵期に性生活をもち、性交後10時間以内に当院に来院していただき、頸管粘液(子宮の入り口の粘液)を採取して、頸管粘液中に精子がどのくらい元気に動いているか確かめます。
頸管粘液不全や子宮頸管炎などで頸管粘液が不十分な場合、また粘液は十分でも精子が運動していなかったりすることがあります。
この検査による痛みはありません。当院では、検査後テレビモニターを通して、実際に精子の様子をみてもらいます。
ヒューナーテストの一般的な判定基準値(400倍視野あたりの運動精子数)
- 15匹以上
- ・・・妊娠する可能性が高い
- 5~14匹
- ・・・妊娠は期待できる
- 4匹以下
- ・・・妊娠する可能性が低い
- 0匹
- ・・・無精子症や抗精子抗体が疑われる
抗精子抗体とは、精子を異物とみなし、精子の運動を止めてしまう抗体です。そのため、精子が体内に入っても卵までたどり着くことができず、結果として不妊を引き起こしてしまいます。
ただし、1回の検査だけでは精密性にかけるので、1回目の検査があまり良くなかった場合、さらに1,2回検査をします。
この検査は超音波検査や頸管粘液の状態を見た上で、厳密に排卵日を推定し、排卵とのタイミングを合わせた性生活を行ってもらうため、タイミング治療も併用しており、この検査で妊娠される方もおられます。
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代表番号(571-0226)から培養室・検査室への取次は
原則できなくなりますので必ず上記番号へおかけください。