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醍醐渡辺クリニックからのお知らせ

卵巣の働きをチェックするためのAMH検査について

AMH(抗ミューラー管ホルモン)とは発育過程にあるごく初期の卵胞から分泌されるホルモンで、卵巣が赤ちゃんになりうる卵子をどれぐらい排卵する能力があるか(「卵巣(らんそう)予備(よび)能(のう)」( 注①)「卵巣年齢」とも言われています)を知ることができます。
女性の体の場合、卵子の数は生まれたときには既に決まっており、増えることはありません。つまり、卵子のもとになる原子卵胞は胎児期にすべて出来上がってしまい、眠っていた原子卵胞が思春期になると順番に発育をはじめ排卵にいたります。排卵に至る過程の中で発育を開始したごく初期の卵胞から分泌されるのが抗ミューラー管ホルモン(AMH)です。
このホルモンは発育を開始した卵胞の数が多ければ高値(多嚢胞性卵巣の方は特に高くなります)、逆に少なければ低値となるため卵巣予備能の指標になると考えられています。このホルモンの値は20歳代をピークに年齢とともに減少していきます。AMH値が高ければ発育のステージに入った卵胞が多いことになり排卵誘発剤の効果も出やすく、逆に値が低いと発育過程の卵胞の数が少なく排卵誘発剤にも反応しにくくなります。
当院の不妊治療の場合、従来の下垂体ホルモン検査(LH,FSH)や超音波検査にAMH(抗ミューラー管ホルモン)検査を加えることにより、より詳しい卵巣予備能の判定ができ、今後の治療方法を考える重要な判断材料となっています。AMHは血液検査で分かります。
年齢とともに減少していく卵巣予備能を根本的に改善する手立ては今のところありませんので、妊娠を希望される場合は卵巣予備能が大幅に失われる前に、適切な治療を受けることをお勧めします。

注①「卵巣予備能」とは
卵巣が赤ちゃんになりうる卵子をどれくらい排卵する能力があるかをあらわす言葉です。「卵巣年齢」や「卵巣の老化」といった言葉と同じ意味です。卵子のもとになる原始卵胞は胎児期にすべて出来上がっていて以後増えることはないので、卵巣予備能は年齢とともに低下することになります。この傾向は30歳以降に著明となり45歳から50歳にかけて卵巣予備能はほぼゼロとなり妊娠は不可能となります。卵巣予備能を根本的に改善する手立ては見つかっていませんので、妊娠成立のためには卵巣予備能が大幅に失われる前に、適切な不妊治療を受ける必要があります。

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